1月 |
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1月中に枯葉の処理を行います。花菖蒲は冬になると休眠状態になり地表部は枯れてしまいます。枯葉は害虫の越冬場所になってしまうのでなるだけ早く処理します。ポット植えもしくは鉢植えの場合ははさみで処理,畑の場合はバーナー等で焼いてしまうのも殺虫とカリ分の肥料をおぎうなう上でよい方法です。
また花菖蒲の寒割,植込みも1月中旬位から始めてみましょう。畑もしくは鉢植えの大株を掘り起こし一芽または二芽位に切ってポットに植え込みます。
畑,鉢共に乾燥し過ぎないように潅水を行います。
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2月 |
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2月も引き続き寒割,植込みを続けます。枯葉処理後掘り起こした株の土を落として手で割れる程度(一株程度)に分けます。その後刃物で2切れ~3切れ(1芽~2芽)
に切り分け植え込みます。土壌はピートモス等を混ぜ込んだ水持,水はけのよい土にしましょう。植え込んだらたっぷりと潅水し凍ったり乾燥しないように管理します。屋外に置いてコモ,ムシロ等かぶせ
乾燥する前に潅水を行います。株自体が栄養を蓄積していますので根が動き出し活着します。また株を割る時に出てくる一見芽が無いように思う古株もコンテナ等にまとめて植え込めば4月あたりで元気な新芽をだします。
畑,鉢共に乾燥し過ぎないように潅水を行います |
3月 |
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2月下旬あたりより根が動き出し3月になればそろそろ芽も伸び始めます。初旬~中旬に有機肥料を置きます。1月,2月に寒割植込みの株も水管理しやすいように腰水栽培に変え化成肥料を置きます。
害虫の食害もありますので当園では中旬頃にオルトラン粒状を置いています。また土の不足しているようなポット苗等土を上から継ぎ足し等しておきましょう。
この頃から地植えの花菖蒲では雑草が目立ってきますので除草をまめにしましょう。乾燥に注意
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4月 |
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花菖蒲の葉もいよいよ伸びてきて葉が出揃います。1株3枚の葉,1株5枚の葉,共に真ん中の葉が花芽になります。この時に真ん中の葉が無いのであれば花芽が食害にあった等の事が考えられます。葉先に止まっている虫などには
殺虫剤の散布,また夜間に見回って花芽についている害虫の除去をして見ましょう。中旬くらいに化成肥料,水管理はしっかりとしましょう。
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5月 |
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草丈は80センチを超えるようになり中には花芽が上がってきている品種もあります。葉の色が黄色っぽくて弱々しいものは肥料が不足気味になっております。化成肥料で補いましょう。初旬にあやめ,中旬以降にかきつばたが開花します。
鉢植えの水管理は受け皿に入れてしっかりと腰水での管理をしましょう。 |
6月 |
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初旬より多くの品種が開花します。一番の見ごろは毎年6月10日~12日くらいでしょうか。鉢植えの花菖蒲は6月に入ったら日陰に置いていても開花しますので玄関,店舗の中,ビルの応接室など見栄えの良い場所に移動するのもいいでしょう。
花茎は折れやすいので慎重に扱うようにしてください。1番花が2,3日咲いています。花が萎れてきたら摘み取っておいて2番花の見栄えの良いようにしておきます。 |
7月 |
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地植えは3年~4年を目安,鉢植えは毎年~2年を目安に株分け植え替えをします。時期的には花後から7月中旬くらいまでには終わるようにします。株分けが時期的に遅くなりますと夏の暑さで弱ります。小割にせずに一株ずつぐらいにして
植えこんだほうが弱りにく来年花が多く咲きます。 植え替えの必要のないものには軽く化成肥料のお礼肥えを置きます。 |
8月 |
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主に水管理になります。水切れのないようまた水温が上がらぬよう気をつけることです。初旬までには植え替えをした苗が活着(根づいて生長)していると思いますのでかるく化成肥料を置きます。 |
9月 |
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主に水管理になります。水切れのないようまた水温が上がらぬよう気をつけることです。この月の中旬頃に肥料を施します。緩効性の固形肥料,油粕等この時期はよく効かせます。秋の施肥で株に養分を蓄え来年の開花につなげます。春の肥料は不足分を補うためのものです。
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10月 |
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主に水管理になります。水切れのないよう気をつけることです。この月の中旬頃に肥料を施します。緩効性の固形肥料,油粕等この時期はよく効かせます。秋の施肥で株に養分を蓄え来年の開花につなげます。
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11月 |
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極端に乾かさないように水に気をつけることです。こ中旬頃から徐々に葉が枯れてきます。中には葉が青々しているものもありますが肥料がよく効いていますので心配はありません。
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12月 |
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本格的に休眠状態になります。水はあまり必要としませんが乾きすぎるのはよくないので昼のうちに軽く水をやります。7月に植え返した苗は霜柱で株が持ち上げられ乾燥しないようにわら,寒冷紗で霜よけをします。
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